2024年1・3後楽園で「D王」優勝を争う遠藤哲哉と納谷幸男が火花散らし、ともに必勝宣言【DDT】
DDTプロレスが12月25日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「D王 GRAND PRIX 2023」最終公式戦の一夜明け会見を行い、優勝決定戦を争う遠藤哲哉と納谷幸男が火花を散らした。 シングル最強を決める同リーグ戦は24日の後楽園ホールで最後の公式戦を行い、大混戦のAブロックは遠藤、Bブロックは納谷が制した。両者は「D王 GRAND PRIX 2023 the FINAL」(2024年1月3日、後楽園)で雌雄を決する。どちらが優勝しても「D王」初制覇となる。 公式戦を振り返って、遠藤は「一番印象に残ってるのは昨日の樋口和貞戦。樋口とは何度もシングルをやってるんですけど、最後にやったのが去年8月、大田区総合体育館でのKO-D無差別級選手権(当時の王者は樋口)。そのときも樋口がバケモノだったけど、昨日手を合わせてみて、それ以上のバケモノに成長していたと思います。樋口とは毎回ハードな試合になるんですけど、ハードさのなかにも楽しさというか、そういうポジティブな感情がありまして。昨日も試合をやっていくなかで、ランナーズハイみたいな、プロレスラーズハイですかね。そこの域に達して、樋口和貞を倒すことができました」と話した。 さらに「ほかの試合も振り返るとするならば、自分は3勝2敗だったんですけど、D王は最強を決めるリーグ戦なので、敗北が大きく引っかかってまして。初戦のHARASHIMA選手、福岡・西鉄ホールでの佐々木大輔選手。その2人に負けているので、D王優勝した暁には、KO-D無差別級のベルトも待ってると思うけど、その2人にリベンジすることも必要になってくるんじゃないかと思います」と続けた。
納谷は「クリス(ブルックス)、斉藤レイ、MAOさん、KANON、平田(一喜)さんといましたけど、一番印象に残ってるのは斉藤レイ。お互いに、全日本プロレス、DDTを背負って、どっちが強いのか決める戦いで、お互いに意地を張り合って、絶対に気持ちで折れたらダメだと思って。最後まで死ぬ気で立ち向かって勝てたというのが、優勝に向けて、一番気持ちで負けないという部分を再確認できたと思ってます」と語った。 優勝決定戦に向けて、遠藤は「ブロック分けが発表された時点で、Bブロックは納谷幸男が上がってくるなと、なんとなく思っていました。彼は体もデカいですし、もちろん強いプロレスラー。ですけど、僕は樋口和貞、覇者揃いのAブロックを通過した最強のプロレスラーなので、僕のほうが強いです」とキッパリ。 納谷は「遠藤さんなのか、樋口さんなのか、最後までどっちが来るか読めない。リングの横で試合を見させてもらってたんですけど、遠藤さんが来て。遠藤哲哉はすごい選手だと思います。でも俺は去年、上野勇希にD王決勝で負けて。今年1年、KO-D無差別級に挑戦するなど、いろんなことを経験して。去年より今年の俺は確実に強いです。去年、準優勝で、今年は優勝しかない」と負けじと優勝を宣言した。 勝負を分けるポイントについて、遠藤は「納谷幸男というプロレスラーは日本人最高身長。体のデカさというギフトを持っているので。僕にないものはそこなんです。ただ僕は圧倒的に練習量では納谷幸男を超えているので、そこが勝つポイントかなと思います」と自信を見せた。 これに対し、納谷は「今まで自分の体を持て余してると、いろんなところから言われていたんですけど、ヘビー級レスラーの戦い方を火野裕士から学んで。今年1年、全日本プロレスに参戦したりなど、いろんなことを得て、ヘビー級のプロレスを確立した自負があります。そのヘビー級のプロレスで遠藤さんを超えたいと思ってます」と一歩も引かず。