「背水の陣」強調 無党派層への支持拡大で無所属の北神圭朗氏が5選確実 京都4区
衆院選は27日、投開票が行われ、前回選と同様に3人の争いとなった京都4区は、無所属の北神圭朗氏が5回目の当選を確実にした。「政治とカネ」の問題が大きな争点となる中、選挙戦では政党に所属しない無所属の立場を大きくアピール。比例復活のない「背水の陣」を強調し、無党派層への支持を広げた。 【写真】京都2区の前原誠司氏が当選確実 教育無償化を実現する会から維新に合流 選挙戦では外国人によるマンション購入に伴う住宅価格高騰などの影響を指摘しながら、「若い人が京都に住めないのはおかしい」と主張。保守的な政策を繰り返し訴え、自民支持層にも食い込んだ。このほか食料安全保障の重要性や小規模農家の支援などを掲げ、「みなさまの生活の叫び声を国会に届ける」と声をからした。 自民党の派閥パーティー収入不記載事件が有権者の関心を集める中、北神氏は既存の政党に頼らない無所属であることを全面的にアピール。「私には裏金も何もない。あるのは志とみなさまの草の根の支援だけ。私は（政治とカネの問題を）堂々と言える立場だ」と強調していた。
