〈盗撮動画4000本〉「ショーツは脱いでしまいましょうか?」リラクゼーション店オーナーを不同意わいせつと盗撮容疑で逮捕「夢うつつになるほどテクニシャンだったのですが…」被害女性が詳細告白
リラクゼーション店で、女性客に対してわいせつ行為を行なった経営者の男が、不同意わいせつと性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕された。11月7日に警視庁が発表、調べに対し男は「やったかどうかわかりません」と容疑を否認しているという。実際にこの店舗を利用したことがある女性客に話を聞くと、その陰湿で悪質な手口が明らかになった。 〈画像あり〉現場となった店内と、取材に応じる被害者のAさん
「悪い念がついている」と言ってわいせつな行為に及ぶ
逮捕されたのは東京都世田谷区のリラクゼーション店「天と」(tento.)の男性オーナー尾川昌史容疑者(46)。報道によれば、10月上旬に30代の女性客に施術を装って体に触れるなどのわいせつな行為をしたのに加え、その様子を小型カメラで撮影していたという。 「尾川容疑者は『悪い念がついている。体を清めたほうがいい』と言って女性を裸にし、行為に及んだようです。さらに、警視庁が押収した記録媒体からは、400人以上の女性が裸で施術を受けている動画など4000本以上が見つかったということです」(社会部記者) 集英社オンライン編集部は、実際にこの店で施術を受けた女性Aさん(30代)を取材。Aさんは「確かにこのオーナーは女性をその気にさせるような触れ方をしてきて…」と自身の体験を語った。 Aさんが初めてこの店舗を訪れたのは2021年6月のことだった。 「こちらの店舗は、大手求人サイトが運営する美容サロン系ポータルサイトで検索して見つけました。私は体がバキバキに凝っているので、女性スタッフではなく力の強い男性スタッフが経営してるお店が好きで、それで検索して出てきたのが『天と』でした。 最初に訪れて全身ボディケアをオーダーしたときには女性スタッフの方が施術をしてくれました。1週間後に再び予約し、今度はアーユルヴェーダのオイルマッサージにしたら、今回逮捕されたオーナーが施術することになったんです」
マッサージ開始から30分ほど経つと…
施術の際、Aさんはまず「驚いた」という。というのも、このサロンのアーユルヴェーダのオイルマッサージは紙ショーツのみ身につけ、裸の胸を隠さず受けるものだったのだ。 「男性に紙ショーツ一枚の姿を見られるのは恥ずかしいと思いましたが、いざうつ伏せになって施術が始まると、そんなのはどうでもよくなるくらいテクニシャンで、まるで夢うつつの状態になりました。 まず足裏からふくらはぎ、そして太ももから腰回りとマッサージされるうちに、下半身がじんわりと温まって部屋に漂うアロマの香りも心地よく、今思えば半覚醒状態で受けていたと思います」 だが、尾川容疑者の様子がおかしくなってきたのは、マッサージ開始から30分ほど経った頃だという。 「やたらと太ももの内側を執拗にマッサージしてきて、紙ショーツの上から足の付け根部分をサッとかすめるように触れるのです。それも何度も。あれ? なんかおかしい…と思ってるうちに、私も半覚醒状態だったので“あっ…”って変な声が出ちゃったんです」 すると尾川容疑者は「どうしましたか? ショーツは脱いでしまいましょうか?」と耳元でささやいたという。 「そして私がうなずいてもいないのに、そのままスルスルと紙ショーツを脱がされてしまいました。さらにそのまま指を入れられて…。もちろん嫌だったんですけど、隣の部屋の人に騒ぐ声が聞こえるのも嫌だし、なんとなく我慢してしまいました。もう、その後は驚きで頭が真っ白になり、何をされたか覚えていません」 さらに尾川容疑者は施術後に“LINE交換しませんか”と誘ってきたという。 「お恥ずかしい話ですが、流されるままにオーナーとLINE交換してしまいました。(報道された被害者のように)『悪い霊がついてる』とか『念がついてる』とは言われませんでした。私がショーツは脱ぐかと訊かれたときに断らなかったからでしょうか。私の施術のときも盗撮されていたかと思うと怖いですね」 尾川容疑者は自身のサロンを女性用風俗(女風)と勘違いをしていたのだろうか。風営法を届け出ていないのであれば、性的なサービスはもちろん御法度だ。望んでいない女性客にわいせつ行為を行なうとは言語道断である。現在は容疑を否認しているという尾川容疑者だが、今後の捜査に注目したい。 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: shueisha.online.news@gmail.com X(Twitter) @shuon_news 取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班
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