テレビ朝日映像が初の長編オリジナル映画を制作。前原滉×小西桜子「ありきたりな言葉じゃなくて」
テレビ朝日のグループ会社として報道情報番組やバラエティ番組を手掛けてきたテレビ朝日映像が、初めて長編オリジナル映画を制作。主演に前原滉、ヒロインに小西桜子を迎え、映像業界での実話をもとに描いた「ありきたりな言葉じゃなくて」が、12月20日(金)より全国公開される。ティザービジュアルと特報映像が到着した。 「ありきたりな言葉じゃなくて」特報映像 青春から遠くも近くもない32歳の藤田拓也(前原滉)。町中華を営む頑固な父と愛想のいい母のもと実家で暮らし、ワイドショーの構成作家として毎日徹夜でナレーション原稿を書き散らしている。そんな中、売れっ子脚本家である先輩の推薦により、念願の脚本家デビューが決定。そして浮かれる彼の前に、“彼女”(小西桜子)が現れる……。 “彼女”は何者なのか、「つまずきやすい場所にいる 私たちの物語」というテロップの意味とは──。 監督・脚本は渡邉崇。テレビ朝日映像に入社して『ワイド!スクランブル』のディレクター、『人生の楽園』などのドキュメンタリー番組やwebムービーの演出、ドラマ『レンタルなんもしない人』のプロデューサーを務め、2019年に世界的ショコラティエの辻口博啓を追ったドキュメンタリー映画「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ」で監督デビューした。
〈コメント〉
■若林邦彦(テレビ朝日映像 代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサー) 3年前の4月の終わり、私は日比谷の映画館で『ノマドランド』を見ていました。数日前にアカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞をとった映画でした。いい映画でした。 そしてその時私は同時に「そうか、私たちも映画を作ろう」と思いつきました。 『ノマドランド』のように、半ドキュメンタリー的なタッチはテレビ朝日映像のディレクターたちが最も得意とするところだと思ったからです。だとするならテレビ朝日映像の社員がオスカーをもらったっていいじゃないか、と妄想しました。自前の企画で、自前の脚本で、自前の監督で、そしてなにより自前の製作費でこの映画はスタートしました。 あれから3年半。 『ノマドランド』とは似ても似つかない自前の映画がようやく出来上がりました。 「テレビ朝日映像社員からオスカー監督を!」 それが私たちの合言葉でした。 そんな前代未聞の試みのささやかな第一歩が私たちのこの映画「ありきたりな言葉じゃなくて」です。 ■渡邉崇(テレビ朝日映像社員 脚本・監督) 高校生のころ、映画監督になりたいという夢を持ち、それから27年も経って、やっとオリジナルの映画を監督する機会が巡ってきた。まさか、自社出資によるプロジェクトで夢が叶うとは…! 手探り状態からスタートした映画作り。「ないものねだり」ではなく、「あるもの探し」をテーマに、チームで脚本に取り組みました。 演出部も新人だらけ…。でも、出演者のみなさんにも助けられて、この映画は完成を迎えました。 何度か、脳みそねじ切れるんじゃないかというぐらい、考えて悩んだこともありました。でもそういう状態が好きです。きっと主人公の拓也も。 人の気持ちを捉えて、ありきたりじゃない言葉で表現しようともがく拓也とりえ。2人の姿から、他人を分かろうとするのを諦めない気持ちを、観客のみなさんに受け取ってほしいです。
「ありきたりな言葉じゃなくて」
出演:前原滉、小西桜子 脚本・監督:渡邉崇 原案・脚本:栗田智也 エグゼクティブプロデューサー:若林邦彦 プロデューサー:丸山佳夫 企画:陣代適 キャスティングプロデューサー:山口良子 撮影:長﨑太資 照明:後閑健太 録音:山口満大 音楽:小川明夏、加藤久貴 スチール:柴崎まどか 製作:テレビ朝日映像 制作プロダクション:テレビ朝日映像 配給:ラビットハウス 宣伝:ブラウニー 上映尺:105分 映倫:G ©2024テレビ朝日映像 公式サイト:https://arikitarinakotobajyanakute.com/