『派閥が議員に金を配るのは当たり前。なぜ届け出なかったのか』亀井静香氏に聞く裏金疑惑 次のリーダーについても言及『上川か高市か、どっちかが総裁になるよ』
自民党を大きく揺るがす裏金疑惑。二階派「志帥会」の創設メンバーでもある亀井静香氏(87)はどうみているのでしょうか? 【写真を見る】「志帥会」立ち上げ時の亀井静香氏…小泉元総理とは『ケンカした仲だけどね、仲良くやってきたよ』
12月19日の夜、安倍派の中心メンバーだった小泉純一郎元総理や、亀井静香元政調会長、山崎拓元副総裁らが会食。 (小泉純一郎元総理 12月19日)「(Q安倍派に強制捜査が入ったが?)そんな話は出なかった。(Q派閥の解消については?)いやいや、みんな仲間だから。世間話ばっかり。がんばろうと」 (山崎拓元副総裁 12月19日)「岸田総理の支持率が回復しなければ、次の選挙、岸田総理のもとで戦うのは難しいと」 その場では“選挙の顔”についての話も出たといいます。 (山崎拓元副総裁 12月19日)「名前が出たのは石破さん、小泉(進次郎)さん、上川(陽子)さん。小泉元総理が『(進次郎は)まだ40歳だから50歳になるまでは立ってはならない』ということを本人に申しつけてあると」 この夜、一体何が話し合われていたのか。12月22日、亀井元政調会長を直撃しました。 「(Q裏金疑惑に関しての話は出た?)なんでそんな楽しく酒飲んでるのにそんな話しなきゃならんのだ。(小泉)純ちゃんと俺はケンカした仲だけどね、仲良くやってきたよ。(Qお嫌いではないんですか?)政治家はケンカしたり仲良くなったりする、そういう人種なんだよ。きのうの敵はきょうの味方」
亀井元政調会長と言えば、1999年、中曽根康弘元総理が所属する旧渡辺派と亀井氏のグループで現在の二階派となる「志帥会」を立ち上げ。 (志帥会 亀井静香会長代行※当時)「従来の集団の枠から出て大同団結、結束をしようと」 しかし、小泉政権の時に郵政民営化法案に派閥の会長として反対。 (亀井静香会長※当時)「腐ったニンジンをぶら下げられて、それを食べたら下痢をすることをみんな覚悟していますよ」 (小泉純一郎総理※当時)「郵政民営化法案を廃案にさせるということは倒閣運動、そう受け取るのが自然でしょう」 郵政民営化に反対した派閥メンバーが選挙公認を得られなかった責任をとる形で派閥会長を辞任しました。