「ゴールを決めた瞬間」or「ピンチを防いだ瞬間」どっちがうれしい?吉田麻也の答えは?
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也のチャレンジ&カバー」(毎週月~金曜14:55~15:00)。リスナーの切実なお悩みや質問に、世界の一線で戦ってきた経験や思考を基に、吉田麻也が90秒でアドバイスを送ります! 11月15日(水)の放送では、“ゴールを決めたとき”と“ピンチを凌いだとき”、どちらが嬉しいか答えました。
<リスナーからのメッセージ> 「麻也さんは“ゴールを決めたとき”と“勝負が決まってしまうような失点のピンチを防いだとき”では、どっちのほうがうれしいですか?」 吉田:単刀直入に言うと……ゴールを決めたときのほうが断然うれしいです(笑)。なぜかというと、“失点のピンチ”というのは、自分のミスや味方のミスなど(原因は)いろいろありますが、ピンチになっている時点で(ディフェンスが)崩されているんですよね。だから、(防いでも)そんなに気持ち良くないです。なんなら、ギリギリ止めて“助かった……”という(安堵の)気持ちのほうが強いです。 守備の場合なら、目の前のフォワードとの駆け引きで、計算して裏をついたり、相手を罠にハメて(ボールを)止めたときのほうが気持ちいいですね。だけど、ゴールはそれとも比べものにならないくらいにうれしいです(笑)。ゴールを決めた瞬間は、どれだけ気持ちがいいか……。 意外に僕も(以前に所属していたオランダの)VVVフェンローや(イングランドの)サウサンプトンで、スーパーゴールを決めたりしているんですよ。日本代表でも、アディショナルタイムでの大事な場面でゴールを決めたことがあるんですけど、そのときの埼玉スタジアム2002の盛り上がりは最高に気持ち良かったですね! あれは何回やってもたまりません。逆に、アウェイでサクッと点を取ってスタジアムがシーンとなる瞬間も、それはそれで気持ちがいいです。 “点を取る”というのは、それぐらい本当に……うまく表現できないですね。 (TOKYO FM「吉田麻也のチャレンジ&カバー」2023年11月15日(水)放送より)