連盟関係者に逮捕者の西フットボール界、元代表DFピケも捜査対象と報道…当人否定も過去取引で疑惑
元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏が汚職に関連した捜査の対象になったようだ。『BBC』などが伝えている。 先日からスペインサッカー連盟はスキャンダルに揺れている。3月にはスペイン検察局が2019年に合意したサウジアラビア開催のスペイン・スーパーカップに関する取引での汚職や不適切な資産管理、マネーロンダリングの疑いで連盟の本部やルイス・ルビアレス元会長の自宅などを捜査。そして、同元会長をはじめ、複数の逮捕者が出たと伝えられていた。 そして今度はピケ氏も捜査対象に。同氏の保有する会社『KOSMOS』がサウジアラビア開催のスペイン・スーパーカップの取引を仲介して4000万ユーロ(約68億円)を受け取っていた。この取引はピケ氏と当時のスペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長とのやり取りの音声が流出した2022年から捜査が開始されており、違法性があることが指摘されていた。 現役時代にバルセロナの主将を務めたピケ氏は、スペインサッカー連盟による汚職事件に関与した疑いがかけられ、捜査を受ける元会長のルビアレス氏をはじめとした関係者の中に含まれることになった。 なお、ピケ氏は常々、この取引が正当なものであるとして不正行為の可能性を否定。違法性がないことを強調している。