昨年大会では青木瀬令奈が大逆転V(※Getty Images)

JLPGAツアーの2024年シーズン第3戦「Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」は15日(金)、鹿児島の高牧カントリークラブで開幕する。賞金総額1億円、優勝賞金1800万円。米ツアーメンバーの勝みなみは地元の”ホームコース”で国内2連戦目に臨む。パリ五輪の韓国代表入りを狙い米ツアーに出場していた申ジエ（韓国）は国内ツアー今季初出場になる。 昨年大会は青木瀬令奈が最終日に上田桃子を逆転。3日間54ホール、ボギーなしでツアー通算4勝目をマークした。一方で上田はサンデーバックナインで失速。最終日に一時8打差をつける単独トップに立っていたが、大逆転負けを喫した。 連覇を狙う青木と上田は奇しくも同組に。予選会181位ながら昨年3月の「アクサレディス」で優勝を果たすシンデレラストーリーを遂げた山内日菜子を交えた3サムで初日をプレーする。 鹿児島出身でジュニア時代から同コースで練習を積んだ勝は、先週の所属契約大会である「明治安田レディス」に続く2週連続出場。恩返しVを狙った先週は決勝ラウンドにスコアを落として25位タイと優勝した鈴木愛との争いに加われなかった。地の利を生かしたい今週は、ともに20歳の神谷そらと櫻井心那を引き連れて初日を回る。 初戦19位、2戦目15位とトップ10フィニッシュのない2季連続の年間女王・山下美夢有は、今季開幕戦を制した岩井千怜、先週5位に入った竹田麗央と同組。さらに世界ランキングで韓国勢4番手の18位につける申は、今季の国内初戦を迎える。前年覇者として挑むはずだった国内開幕戦は罰金を支払い欠場。世界ランクポイント配分の多い同週開催の米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」に出場し41位で終えた。五輪争いで当落選上にいるだけに貪欲に結果を狙いにいく。 先週優勝の鈴木は桑木志帆、仁井優花とのペアリング。鈴木との優勝争いに敗れた2021年大会覇者の小祝さくらは、川崎春花、木戸愛と同組になった。