中日・仲地礼亜、遺伝子検査で自分知る 故障に泣いたシーズン繰り返さない!「自分の体を見つめ直す」
中日・仲地礼亜投手(23)が18日、沖縄での秋季キャンプ最終クール2日目に行われたシート打撃で登板した。今年最後となる実戦形式のマウンドで打者6人をヒット1本に抑えた。今季は右内転筋の故障を繰り返してシーズンを棒に振った。反省から、オフに遺伝子検査を受けて自分の体を知り、再発防止に努めると明かした。 仲地がわずか14球でシート打撃を終えた。田中に三塁線を破る二塁打を許したのみで打者6人を1安打。「テンポよくゾーンに投げこめた」と表情も明るい。故障に泣いたシーズンを上々の投球で終えられたことは収穫。ただ立ち止まってはいられない。来季、さらにその先に向けて右腕が必要と考えたのは、自分の体を深く知ることだった。 「遺伝子検査を受けようと思っています。自分の体のどこが弱いとか、どの栄養素を取った方がいいか、逆に取らない方がいいのか。けが防止はもちろん、自分の体について考えるきっかけになると思うので」 きっかけは右内転筋を痛めリハビリしていたときに受けた血液検査。「鉄分が足りていない」との検査結果が出た。処方されたサプリメントを摂取して改善に努める中、「もっと自分の体を見つめ直さないと」と考えるようになった。 遺伝子検査を受けることで、自身の筋肉が瞬発系なのか持久系なのか、筋損傷しやすいかなどを客観的なデータで知ることができる。データを基にトレーニング方法を見直したり、けが防止につなげることもできる。中日では過去に鵜飼が検査を受けたことがある。
中日スポーツ