次世代半導体に450億円支援 経産省、技術開発補助で量産弾み
経済産業省は9日、次世代半導体の研究開発拠点「技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)」による、人工知能(AI)向け次世代半導体の技術開発事業などを全額補助すると発表した。2029年2月までの最長5年間の研究開発委託事業で、最大計450億円を支援する。国産の次世代半導体の量産へ弾みをつける狙い。 委託事業は、回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体の製造技術を活用したAI向けの半導体の設計や、より微細な先端半導体を製造するために必要な製造装置などの研究開発を含む。 LSTCは産業技術総合研究所や東京大などが参加し22年に発足した。