大谷翔平、打率.321は依然メジャートップ 三冠王へまっしぐら!ここ半世紀で1人しかいない偉業なるか…地元メディアも盛り上がる
◇29日(日本時間30日) ジャイアンツ7―14ドジャース(サンフランシスコ) ドジャースの大谷翔平選手(29)は敵地のジャイアンツ戦で26号ソロを放つなど4打数2安打1打点、2四球2三振。試合はドジャースが延長11回に一挙7得点し、貯金を今季最多タイの「20」(52勝32敗)とした。 ◆大谷翔平26号!通算200本塁打にあと3本【動画】 3回、大谷の第2打席。右腕ハワードの内寄り高め138キロのスライダーを捉えた打球は、射出角度35度という高い放物線を描き、センターへ。391フィート(約119メートル)と記されたフェンスを越え、バックスクリーンに吸い込まれた。 ここにきて、三冠王への期待がさらに高まりつつある。地元中継局スポーツネットLAのジョー・デービス実況は「大谷翔平はドジャース1年目で三冠王へまっしぐらです。これまでも常にパワーヒッターで、かつ走れる選手でしたが、過去にこれほど打率が高かったことはありません。キャリアを通じると打率2割7分4厘ですが、現在(この日の試合前)はメジャートップの3割2分2厘です」と紹介した。 この日の試合を終えて打率3割2分1厘は変わらずメジャートップ。ナ・リーグは、パドレスコンビの『安打製造機』ことアラエスとプロファーが3割1分5厘で追いかける展開だ。26本塁打はオズナ(ブレーブス)と5本差で独走態勢を築きつつある。また、62打点はオズナと5差のリーグ3位だ。 大リーグで直近の三冠王は2012年タイガースのミゲル・カブレラ。それ以前となると57年前の1967年、レッドソックスのカール・ヤストレムスキーまでさかのぼり、ここ半世紀で1人しか登ったことがない高みだ。 メジャー日本選手による打撃主要3部門のタイトル獲得は、23年エンゼルスの大谷の本塁打王(44本)と、マリナーズのイチローの首位打者2度(01年・350、04年・371)があるが、打点王はまだいない。 打点部門の歴代最高順位は、22年エンゼルスの大谷のリーグ7位(95打点)で、これに05年ヤンキースの松井秀喜の同8位(116打点)が続く。ゴジラ松井は100打点以上が4度、トップ10入りが3度ある。 過去の本塁打のトップ10入りは大谷が3度あるだけだ。キング獲得した23年、21年の同3位(46本)、22年の同4位(34本)がある。(写真はAP)
中日スポーツ