平日お昼の自宅メシ(冷凍ラーメン)に「ラーメンシェラカップ」が理想的すぎた
キンレイの「お水がいらない札幌味噌ラーメン」(実勢価格:360円前後)にどっぱまり中です。在宅ランチに光明をもたらした、神が与えし珠玉の冷凍ラーメン(個人の感想です)。今や冷凍庫の常備品に。 【実際にラーメンを作る工程を見る】 生姜とラードが効いた濃厚スープに、プリップリの中太ちぢれ麺。仕事で冷えきった心も体も芯から暖めてくれます。“お水がいらない”シリーズはひと通り食べましたが、圧倒的に味噌が推しメンです。 このシリーズ、スープも凍っていて麺と一体化しています。だから鍋に入れて火にかけるだけ。とにかく手軽な点が、在宅ワークのランチとしては理想的。なのですが、人間ラクを知ると、もっとラクしたくなるようでして…。 鍋洗うのめんどくさいんですよ。鍋から直接食べればいいという説もあるのですが、やっぱり器に移したいじゃないですか。雰囲気大事。 何か解決策はないかとChatGPT先生に尋ねてみると「洗い物を減らしたいなら使い捨ての容器を使えばいい」と、時代に逆行するようなご託宣をいただきました。 さてどうしたものかと、今度はGoogle先生で「ラーメン 丼 直火」と検索。すると“ラーメン丼風の土鍋”なるものがいっぱいあることが分かりました。でもこれだと、丼を持って直接スープを飲めない=レンゲが必要になる。 とまぁ紆余曲折ありつつ、最終的にたどり着いたのが、ブッシュクラフト「ラーメンシェラカップ」(2500円)でした。 見てください、この大きさ。シェラカップの概念を根底から覆す、異端中の異端。しかも雷紋まで入っているというこだわりっぷり。直径約190mm、高さ約58mm、容量はなんと1000mlというビッグサイズのシェラカップには、求めていたモノがすべてあったんです(涙)
■濃厚なスープがたまらん!
お水がいらないラーメンを究極にラクして味わうには以下の3つが条件でした。 ①直火OK ②雰囲気を損なわずそのまま食べられる ③直接口をつけてスープを飲める ②については異論があるかもしれませんが、そこはご容赦を。 シェラカップ界の異端児とも言える「ラーメンシェラカップ」ですが、実はユニフレームにも巨大シェラカップがありました。それが「UFシェラカップ900」(1980円)。こちらは容量は約900mlと「ラーメンシェラカップ」より100ml少ない。また高さが約50mmと「ラーメンシェラカップ」より8mm低く、丼というよりはフチの高いフライパンといった雰囲気です。 ただし底面は「UFシェラカップ900」の方が広いため、直径約140mmの「お水がいらない札幌味噌ラーメン」の収まりはこちらの方がいい。でもラーメン食べるなら、より“丼っぽさ”が欲しくなるわけです。シルエット、デザイン、サイズ感から考えると、やはり「ラーメンシェラカップ」に軍配が上がりました。 では作ってみましょう。 約8分でおいしい味噌ラーメンが完成しました。雰囲気があーだこーだとえらそうに言ってたわりには実は内心不安だったんですが、悪くない。いやイイでしょ、これ。 持ち手は熱くなっているのでミトンなどを使いましょう(火傷にはくれぐれもご注意を)。そのまま食卓に持っていき、いざ実食! まずはスープから。 アツアツなので慎重に口をつけてズズズッと。丼と違いハンドルを持って持ち上げるので少々バランスは取りづらいですが、逆側も使うと安定して持ち上げられます。うん、今日も旨い。口に入れた瞬間に生姜を感じ、そしてラードと味噌の濃厚な味わいが追いかけてくる。 では麺も。 中太の麺は、スープの濃厚さに負けない存在感。ちぢれているから、しっかりスープも持ち上げてくれる。うん旨い!(2回目) あっという間に完食です。カップラーメンも好きなんだけど、料理としての完成度と食後の満足感が違います。 そして食後は洗い物となるわけですが、使ったのは「ラーメンシェラカップ」と箸だけ。 これならあっという間に洗い終わります。なんなら水につけて夕飯までこのままでも(ダメ)。 自宅用として購入した「ラーメンシェラカップ」(と「UFシェラカップ900」)ですが、もちろんキャンプでも使うつもりです。シングルバーナーの上に置いて、カット野菜の袋とソーセージと「プチッと鍋」でひとり鍋とかありですよね。できればフタが欲しいところですが。 もちろんキャンプで袋麺なんて時にもピッタリ。持ち運び時に少々嵩張るのが難点ではありますが…。 自宅でキャンプ気分を味わうためでなく、必要とする条件を満たすという意味でたどり着いた「ラーメンシェラカップ」。今後も、家でキャンプで重宝しそうです。
<取材・文/円道秀和(&GP)>