新しい観光列車「かんぱち・いちろく」お披露目 博多~別府 畳の個室や地元名店の弁当も JR九州
FBS福岡放送
こちらは4月26日にデビューするJR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」です。19日、報道陣にお披露目されました。博多と大分県の別府を結ぶ列車で、沿線の風土を五感で感じられるよう工夫が施されています。 【画像】JR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」お披露目 名店の弁当付きの博多~別府の旅 畳の個室も
新しい観光列車「かんぱち・いちろく」は、ツヤのある漆黒の車体が特徴です。 ■中村安里アナウンサー 「車体全体に線路図をモチーフにした線がに描かれていて、上下には久留米など駅名が書かれています。」 26日にデビューするこの列車は、博多駅と大分県の別府駅との間を5時間近くかけて走ります。
「かんぱち・いちろく」という名前は、JR久大線の開通に深く関わった麻生観八と衛藤一六が由来で、博多発が「特急かんぱち」、別府発が「特急いちろく」です。 ■中村アナウンサー 「テーブルも天井も木でできていて温かみがありますね。そして、この席がふかふかで座りごごちがとてもいいです。」
3両編成で、テーマは「ゆふ高原線の風土をあじわう列車」です。デザインを担当したのは古民家のリノベーションを手掛ける鹿児島県のデザイン会社、IFOO(イフー)です。 1号車には大分県産のスギが使われ、赤を基調としたソファは火山や温泉をイメージしています。
2号車は長さ8メートル近いスギのカウンターを使ったラウンジです。 3号車には福岡県久留米エリアの平野や山々をイメージした緑が多くあしらわれています。
1号車と3号車、それぞれの運転席側には畳の個室があり、熊本県産のいぐさが使われています。 そして、旅のおともとなる料理は地元の名店が手がけた和食やフレンチを曜日ごとに堪能できます。
■JR社長・古宮洋二社長 「地元の方々にいろんなおもてなしを受けながら目的地に行ける。さらに美味しい食べ物も飲み物もある。本当にいろんな方々に対応できていい。」 車内のデザインや素材、アートや香りまで細部にこだわった観光列車「かんぱち・いちろく」、新たな旅を演出してくれそうです。