U-23日本代表の大岩監督

　U―23日本代表が20日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ（カタール）1次リーグの第2戦アラブ首長国連邦（UAE）戦で2―0と快勝し、決勝トーナメント進出を決めた。 　日本は前半27分にDF木村誠二（鳥栖）のゴールで先制。その後はPKやゴールが取り消されるなど嫌なムードが漂ったが、後半21分にMF川崎颯太（京都）がヘディングで追加点を挙げて試合を決定づけた。 　中2日が続く過密日程もあって、この日は先発を大量7人も入れ替えて戦ったが、出場した選手が次々と躍動して選手層の厚さを見せつけた。大岩剛監督は「自信を持って送り出したし、選手たちもそれに応えてくれた。非常に大きな1勝だ」と会心の表情を見せた。 　2連勝の日本は1次リーグ突破が決定。22日に同じく2連勝で決勝トーナメント進出を決めた宿敵韓国と激突する。 　韓国ではさっそく決戦ムードが高まっており、同国メディア「ニューシス」は「ライバルの2チームはすでに8強行きを確定した結果とは別に、組1位の戦いとライバル戦勝利のために激しい試合を繰り広げる見通しだ」と日韓戦の激闘に注目している。 　大岩ジャパンとしては宿敵を撃破して、首位通過を決めたいところだ。