三陽商会、リユース事業開始 衣類再販売、資源循環に貢献
「ポール・スチュアート」などを展開するアパレル大手の三陽商会は21日、回収した衣類や雑貨をクリーニングした上、リユース(再利用)品として再販売する事業を東京都内の店舗で始めた。 環境意識の高まりに対応し、持続可能なビジネスとして育成するとともに、「資源循環型社会」の実現に貢献したい考えだ。 リユース品の販売を始めたのは直営の「サンヨーG&B アウトレット落合店」(新宿区)で、今年度中に都内の他の2店舗でも展開する。 リユースの対象は、三陽商会が扱うブランドの商品。回収、検品の上で新たに「リ・サンヨー」のブランド名を付け、2000~9000円で販売する。2年間の実証事業と位置付けるが、収益や回収が軌道に乗れば地方も含めて店舗拡大を検討するという。