底上げ評価、2校選出 龍谷大平安と福知山成美 /京都
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会に府内から龍谷大平安と福知山成美の2校が選ばれた。 最近10年間でみると2013~15年以来の4回目の複数校選出で、この間の出場校は延べ13校。センバツ出場の参考資料となる秋季近畿大会出場枠が、隔年で2、3校となる京都より有利な毎年3校の大阪と同数、兵庫の12校を上回り、東京の16校に次ぐ全国2位タイだ。14年には龍谷大平安が優勝し、全国13位の人口を考えると堂々たる実績といえる。 今回の近畿地区の選考理由が興味深い。優勝した龍谷大平安が選ばれるのは順当だったが、準々決勝で0-5で敗れた福知山成美が4強に次ぐ評価で選出された。準優勝の明石商(兵庫)を京都国際が終盤までリードして善戦し、京都勢のレベルが高いと判断されたことも加味された。 府高野連の井上明理事長は龍谷大平安と福知山成美の選出について「大会運営などの改革が全体のレベルアップにつながったのではないか。府勢の春夏通算200勝をどちらが達成してくれるか楽しみ」と喜びをかみしめている。【矢倉健次】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇最近10年間府内のセンバツ出場校 2010 立命館宇治 11 京都成章 12 鳥羽 13 龍谷大平安 京都翔英 14◎龍谷大平安■福知山成美 15 龍谷大平安 立命館宇治 16□龍谷大平安 17 - 18▲乙訓 19 龍谷大平安 福知山成美 ※◎優勝、□ベスト4、■ベスト8、▲初戦突破