“政治とカネ”審議入りも「溝」あらわ パーティー券の公開基準、10万円超と5万円超で「雲泥の差」ナゼ 法案成立のメドは?
■公明党幹部「自民党案には乗れない」
藤井キャスター 「そういった文化が国民にとってはスタンダードではないから問題になっているという側面もあると思います。どう法案をまとめていく考えなのでしょうか?」 小栗委員長 「自民党は、野党とはもちろん連立を組む公明党との間にも溝がありますが、ある自民党幹部は『当事者意識をもって調整している人がいない』と頭を抱えています」 「別の自民党幹部は『公明党は最後は自民党に協力するだろう』と言うものの、公明党の幹部は『自民党案には乗れない。同じ穴のムジナと思われたら、選挙がもたない。先が見えない』と話しています」 「自民党内には『譲れないとなれば、自民党単独で強行採決に突っ込むしかない』という意見さえありますが、参議院では自民党は単独過半数の議席を持っていないので、これでは法案成立の見通しが立ちません」
■山口代表らと「落としどころ」探る構え
小栗委員長 「自民党の幹部は『連立政権をガタガタさせるわけにはいかない』と、あらためて公明党の山口代表らと落としどころを探りたい考えのようです」 藤井キャスター 「まだまだ駆け引きはあるのでしょうが、大切なのは裏金事件の再発を防げる透明性の高い改革案をまとめられるか。これを国民は注目していますし、岸田首相にはその本気度を国民にも見せてほしいところです」 (5月22日『news zero』より)