米メディアは大谷翔平の開幕メジャープランを痛烈批判?!
打者・大谷に関しても「完全にもう1つの問題となっている」と、批判的に指摘した。 「近代野球で投手と打者を同時にやるなんてことは難しいのだ。ベーブ・ルース以来、真の二刀流選手が出ていない理由でもある。彼はメジャーの直球に対応する必要がある。もし打者として苦戦が続いたら、ソーシア監督は、どれだけの我慢ができるだろうか。彼を300打席も立たせるだろうか」と疑問を投げかけた。 同紙の見立てでは、エンゼルスはプレーオフに行ける可能性のあるチームだけに、もし大谷の4月のスタートの成績が、49打数7安打(打率.142、もしくはそれに近い数字)くらいに低迷した場合、ソーシア監督は、クリス・カーターやルイス・バルブエナを打席に立たせ、アルバート・プホルスをDHに固定させるという。 ただ大谷を開幕からマイナー送りにした場合、「意図的に操作した」という批判を受けることになるという。メジャーでは、マイナー契約の若手を開幕から2週間マイナーに置けば(今季では4月13日まで)、FAになる期間を1年先延ばしにできる労使協定がある。大谷と並び若手のトップクラスの選手として注目を浴びていたブレーブスの「5ツール」ロナルド・アクーニャ外野手(20)がマイナー行きを通告され開幕メジャーから外れた際、意図的にそうしたのではないかとファンから批判の声が殺到した。 同紙は、「エンゼルスが、彼を3Aに落としたら、これだけの落とす理由があるにしろ、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャのケースのように非難されるだろう。だが、大谷は、彼のすべての動きをマークする大勢の日本メディアを含む、大きなプレッシャー、過大評価、期待を背負い、新しい文化に適応しながら、この100年のメジャーリーグで誰もやったことのないことをやろうとしている。そんな状況を楽にさせてあげるためにも、ゆっくりと3Aからシーズンを始めるべきだ」と、執拗に主張した。 開幕は3月29日(日本時間30日)。運命の開幕メジャー決定の日が迫っている中、雑音が収まらないのは、それほど大谷の挑戦が異例であり、彼の才能が注目されている証拠かもしれない。