快挙!全国の高校生で2人だけ「土壌医検定」合格 福井農林の八百山さんと向井さん
福井テレビ
「土壌医」という言葉をご存じでしょうか?農作物を育てる土の医者という意味なのですが、日本ではその土の医者になるための検定が行われています。この検定で、県内で初めて高校生が2級の資格を取りました。農業に従事している人でも難しいと言われているこの資格を取得した、2人の高校生を取材しました。 「土壌医検定」の2級に合格したのは、福井市にある福井農林高校生物生産科3年の向井結人さんと八百山優さんの2人です。2024年2月に行われた試験で2級に合格した高校生は全国でこの2人だけです。 「土壌医検定」は、農作物を育てる上で重要な畑の土壌を調べて農家などにアドバイスする土づくりの専門家を育成しようと11年前から行われていて、今回、2級には1203人が受験し320人が合格。合格率は26.6%でした。 八百山優さん: Q最初「土壌医」と聞いてー 「土に関することだとしか分かっていなかった。勉強していったら土だけではなく、野菜についてやいろんなことの勉強だと思った」 向井結人さん: 「プロの農家の人とかと話す時に、専門用語をよく言われるが、なるほどと思うことがとても多くある」 2人は検定を通して得た知識を生かして農業の仕事に就いたり、大学に進んで学んだりしたいと話しています。
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