デビューから早1年もノーゴール、ミランの16歳至宝に伊メディア「ズラタンの言葉を借りれば…」
ミランの16歳FWフランチェスコ・カマルダについて、イタリアメディア『メディアセット』が特集記事で注目した。 ビッグクラブ注目の16歳、フランチェスコ・カマルダとは何者か ミランの下部組織出身で、ステファノ・ピオリ前監督時代の2023年11月に15歳8カ月16日でセリエAデビューを飾ったカマルダ。今季は10月のクルブ・ブルッヘ戦でチャンピオンズリーグ(CL)初出場も果たすと、公式戦7試合に出場している。 そんなミランの将来を担うとされる16歳FWだが、未だトップチームでの初ゴールは生まれていない。『メディアセット』は「カマルダ、ミラン・フトゥーロ(ミランのBチーム)からミランのフトゥーロ(未来の意味)への道のりは遠い」との見出しで特集。「デビューから13カ月が経過し、若きストライカーはまだ初得点を求めている。厳しいゴールの掟がある」などとし、見解を示した。 「フランチェスコ・カマルダは、2015年にわずか7歳でミランのユニフォームに初めて袖を通してから、数多くのゴールを決めてきた。だが、トップチームではまだ得点数がゼロのまま。眼差しの先にゴールがある若者にとって、矛盾が生じている」 なおカマルダは、前述のクルブ・ブルッヘ戦でネットを揺らしたがオフサイドで取り消しとなり、今月11日のツルヴェナ・ズヴェズダ戦でもクロスバー直撃のシュートを放っている。同メディアは「つまりゴールの雰囲気は漂っているが、まだ生まれていない。ミランのファンは、すでにカンピオーネ(王者)であるかのように彼を愛しているが、彼のメンターである(ズラタン)イブラヒモヴィッチの言葉を借りれば、カマルダは『まだ準備ができていない。守ってやるべき』なのだろう」との見方を示した。 ミランとミラン・フトゥーロを兼任し、忙しい日々を送るカマルダ。『メディアセット』は、トップチームでの初得点が懸かっているからこそ「厳しいゴールの掟があり、より複雑だ」と主張。「ミラン・フトゥーロとミランのフトゥーロを隔てる道のりは長い」と結論付けている。