もちもち麺にたっぷりモヤシ…B級グルメ「なみえ焼そば」が『二郎系』に!? 福島・浪江町
太い麺が特徴の、福島県浪江町のご当地グルメ「なみえ焼そば」。11年前、ご当地グルメの祭典「Bー1グランプリ」で日本一となり、一躍有名になりました。 【写真を見る】もちもち麺にたっぷりモヤシ…B級グルメ「なみえ焼そば」が『二郎系』に!? 福島・浪江町 福島県内を代表するご当地焼きそばが誕生したのは、およそ50年前。ふつうの焼きそばより太い麺を使うことで、労働者向けに食べ応えと腹持ちをよくするために考えられたとされています。浪江町の商工会によりますと、「なみえ焼そば」には、3つの定義があります。 (1)中華めんの太麺を使うこと。通常のおよそ3倍の太さです。 (2)具材はもやしと豚肉を基本とすること。 (3)ソース味であること。 このシンプルな3つの定義があって、あのおなじみの味が確立されてきたわけですが、今回その概念を覆すような、全く新しい商品が開発されました。 山盛りのニンニクに、たっぷりのモヤシ。この特徴といえば…。 ■ニンニクにたっぷりモヤシ そう、二郎系ラーメンにそっくり。浪江町のB級グルメ「なみえ焼そば」と、若者に人気の「二郎系」を融合させた「二郎系なみえ焼そば」を、浪江町の製麺所「旭屋」が今回新たに開発・商品化することになりました。 このプロジェクトは、浪江町の食文化を発信するきっかけにしたいと2か月前から始まったもので、20日、相馬市の工場で試作会が行われました。 集まった従業員は、たっぷりのラードで炒めたモヤシと豚肉に、タレと麺を絡めた焼そばを試食し、味の濃さや水分の量などを確認していました。 佐々木夢夏アナウンサー「ニンニクのパンチが効いていて、二郎系ならではの味わいですね。もちもちの麺がこってりしたソースに良く絡んでいて、普段食べているなみえ焼そばとは全然違う味わいです」 商品は、このために開発されたしょうゆベースのタレと、なみえ焼そばの麺がセットで販売され、モヤシやニンニクなどの具材を入れるのがおすすめだということです。 旭屋・田河朋裕統括部長「二郎系も(なみえ焼そばと同じく)こってりとした味わいで、野菜を盛って食べるということで相性が合うんじゃないかということで開発を始めた。二郎系なみえ焼そばを売りながら浪江町を発信して、浪江町に食べに来てもらえるようなサイクルを作れたら」
「二郎系なみえ焼そば」は今後、試作を重ねて来年1月から県内や東京のスーパー、インターネットで販売されるということです。
テレビユー福島