玄海原発で一時警報 九電、環境影響なし
九州電力は27日、定期検査入りに向けて出力を下げていた玄海原発4号機(佐賀県玄海町)で、前日午後8時半ごろに原子炉内の出力が不均一になったことを示す警報が鳴ったと発表した。8分後に出力の偏りは正常化したが、同社は社内の保安規定で定める「運転上の制限」を逸脱したと判断。周辺環境への影響はないという。 九電によると、こうした警報発信は同社の玄海原発と川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の計4基では初めて。原子力規制庁や佐賀県などに報告し、原因を調べている。27日午前4時ごろ原子炉を停止し、定期検査を始めたと説明している。