連合栃木 中島一実 新会長に聞く
とちぎテレビ
栃木県内最大の労働団体である連合栃木は11月12日の年次大会で、新たな会長に中島一実氏(59)を選出しました。中島会長に労働環境や暮らしの改善などに向けた抱負を聞きました。 連合栃木の新たな会長に就任した中島一実氏。「GKNドライブラインジャパン」の労働組合出身で自動車総連から会長が選出されるのは2代連続です。 中島会長は連合の主な取り組みとして賃上げと労働条件の改善を社会に広がりのある運動として進めていくため、まずはその仲間を増やし、「組織の拡大」に力を入れていくとしています。 その理由として「労働組合」を設けていない中小企業や零細企業を中心に労働者と経営者の間で行われる賃金交渉などの話し合いが十分にできていない現状をあげ、「労働組合を作ることで団体交渉をサポートしていく」と話しました。 また10月から時給1004円に引き上げられた県内の最低賃金については、「さらなる引き上げが必要」と強調しました。 その一方で、2024年開かれた県内の最低賃金審議会では公益側と労働者側、それに使用者側が全会一致で合意し、「三者が合同で啓発活動ができたことは大きなアピールにつながった」と振り返り、今後も取り組んでいきたいとしました。
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