【今なら…モネの睡蓮と本物の睡蓮が楽しめる!】美術展の新たな楽しみ方
FCT福島中央テレビ
郡山市で開催中の「印象派展」。まだご覧になれていない方やリピーターにもおすすめな楽しみ方をご紹介します。 【アジアで大ヒット!実は映画のロケ地は只見町】会津地方の魅力発信へ注力【福島】 6月5日来場者が4万人を超えた郡山市立美術館で開催中の美術展「印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵」。 明るい色彩を使い、光や自然の移ろいなど表現する「印象派」の作品の数々を展示しています。 19世紀のフランスで始まり、その後、世界中に広まった「印象派」。 今回の美術展では、日本人画家の作品も見どころの一つです。 「日本近代洋画の父」とも呼ばれる黒田清輝がフランス留学中に描いた「草つむ女」。 絵には日本の農村を連想するような風景が広がっています。 郡山市立美術館 鈴木学芸員 「黒田清輝は薩摩藩の生まれで、身近にある田舎の暮らしをよく目にしていたと思う。フランスに留学に行って近代化の進んだフランスパリの風景よりかは、もしかしたら、こういった田舎の暮らしのほうが、身近に感じられて、描きたいと思ったのではないかなと思います」 画面にあふれる穏やかな光が春の陽気を感じさせます。 郡山市立美術館 鈴木学芸員 「私たち、日本人の身近な視点からとらえられているので、画家がどういったところに親しみを感じて風景を切り取ったのかというところを見てほしい」 今回、日本人の作品は11点展示されています。 こうした日本人画家を始め多くの画家が影響を受けたのが、印象派の巨匠クロード・モネです。 なかでもウスター美術館所蔵の代表作「睡蓮」は東北初公開です。 一方で、印象派展を満喫したあとは初夏ならではのこんな楽しみ方がおすすめです! 井上千沙アナウンサー 「モネの作品に心を奪われた後は、実際の睡蓮を見て楽しむのはいかがでしょうか?」 郡山市立美術館から車で30分ほどの場所にある本宮市の「花と歴史の郷 蛇の鼻」。 園内では池を彩る睡蓮、約1万輪が見頃を迎えています。 花と歴史の郷蛇の鼻 三瓶哲夫さん 「新緑のもみじとピンクの睡蓮、かなり多い睡蓮とのコラボが楽しめるんじゃないかと思います」 まさに、モネの絵画を切り取ったようなみずみずしい風景が広がっています。 井上千沙アナウンサー 「作品にも水面に木や空が映し出されていまして、モネと同じ世界を見ているようで、なんだか時間を忘れてしまいそうです」 2024年は例年より2週間ほど早く開花したそうで午前10時から正午ごろまでの間、きれいな開花が見られます。 花と歴史の郷蛇の鼻 三瓶哲夫さん 「郡山で(印象派展が)やっているということで、郡山から本宮ですとそんなに時間もかかりませんので。できるだけ大勢の方に足を運んでいただいて、ぜひ生で見ていただきたいですね」 「蛇の鼻」の睡蓮は、7月月中旬まで楽しめるということです。