死亡事故の教訓は生かされず…テイラー・スウィフト「日本公演でも起きていた〝水問題〟」衝撃の中身
先の『第66回グラミー賞』で史上最多の4度目となる「最優秀アルバム賞」の受賞を果たした米の歌手テイラー・スウィフト(34)が今月7日から10日まで東京ドームで世界ツアーの日本公演を行い、4日で22万人を動員した。 【人目もはばからず…】すごい…テイラー・スウィフトと彼氏のチュー写真 日本公演だけで341億円の経済効果をもたらし『スウィフトノミクス』とも呼ばれたが、日本公演後の彼女についても話題になっている。 10日夜に日本公演を終えると、その直後に羽田に向かいプライベートジェットで帰国。現地時間11日にラスベガスで行われた米のプロフットボールリーグ(NFL)の王者を決める『第58回スーパーボウル』を現地で観戦した。テイラーはスタンドから交際中のトラビス・ケルシー(34)が所属するチーフスの勝利を見届け、試合後には2人がフィールドで抱き合って喜びを分かち合う様子が大々的に報じられるなど、スーパーボウルの話題をさらった。 「昨年3月から今年の12月まで開催されている世界ツアーではアジアでの公演は日本と3月のシンガポールのみなので、アジア各国から東京ドームにファンが集まりました。 日本での公演が何事もなく無事に終わったことにより、テイラーはスケジュール通りスーパーボウルの会場に駆けつけることができました。しかし、もし何かが起こっていたら観戦は控えていたはずです」(レコード会社関係者) 今回はグラミーでの快挙達成直後の日本公演となったが、その前のツアー公演は昨年11月中旬から下旬にかけてのブラジル、リオデジャネイロとサンパウロでの公演だった。その11月17日(現地時間)のリオ公演では実際に痛ましい事故が起きてしまっていた。 「当日は屋外公演で事故が起きた際の気温は43.8度、体感温度は59.7度の酷暑でした。それにもかかわらず、セキュリティの問題からコンサート会場に液体の入ったボトルを持ち込むことは禁止。そのために脱水症状を起こす人が続出し、公演前から公演中までに1000人近いファンが倒れてしまったのです。 観客たちが倒れていることに気がついたテイラーはパフォーマンスを中断、観客たちにミネラルウオーターのボトルを配布するようスタッフに指示します。しかし、心臓発作で倒れた23歳の女性が帰らぬ人となってしまいました。テイラーは哀悼のコメントを発表し翌日の公演を延期しました。そして、月末のサンパウロ公演に死亡した女性の遺族を招待したのです」(民放キー局の報道部記者) 最悪の事故にテイラーも心を痛めた〝水問題〟だったが、実は東京ドーム公演でも問題は解消されないままだったというのだ。 「テイラーの公演は、連日、3時間半近くの長丁場でした。東京ドームの空調は、冬は18~20度の暖房に設定されていますが、とにかく乾燥していて黙っていてもノドがかわきます。ましてや、曲に乗って踊ったり歌ったりしていればなおさらです。 しかし、セキュリティ上の理由から会場内にはカン、ビン、ペットボトル類の持ち込みは不可。ドーム内の売店で買うしかないのですが、開演後にはどの店も閉店していたので買えず。場内の所々に紙コップで水が飲めるウォーターサーバーが設置されていましたが、どのサーバーにも長い行列ができていました。 そのため、周辺の席には公演終了まで何も飲めない〝水難民〟が続出していました。リオでの事故があったのだから、運営側はもっと〝水問題〟に気を配るべきだったのではないでしょうか。テイラーのパフォーマンスは最高だったのでその点だけがガッカリでしたね」(公演を鑑賞した音楽業界関係者) ブラジル公演での教訓は生かされなかったものの、日本公演では幸い事故につながることはなかった。テイラーも恋人の応援に駆け付けることができたわけだ。今夏にはヨーロッパ各地での公演が行われるだけに、〝水問題〟の対策は万全にして臨んでほしいものだ。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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