藤原紀香朝ドラ初出演「おむすび」主人公の夢へ“重要人物”仕事完璧も「ドジなところ似ている」
俳優藤原紀香(53)が、NHK連続テレビ小説「おむすび」の新たなキャストに決まり、朝ドラ初出演することが決まった。制作のNHK大阪放送局が6日、発表した。ヒロイン橋本環奈演じる主人公結が出会う「重要な人物」の1人で、管理栄養士・西条小百合にふんする。 同局によると、入院した結が病院で西条と出会い、管理栄養士としての見識、人柄に触れ「結に新たな気づきを与え、人生を支える大きな存在となる」設定だという。 藤原は同局を通じ、コメントを寄せた。 「神戸の大学時代からの親友が管理栄養士をしているので、仕事の内容や苦労などについて認識していました。病院や会社、そして個人に寄り添う縁の下の力持ち的存在でその活躍があまり認知されていない職業なのかもと思っていたので、このお役をいただいたことはとても光栄です。 西条は、患者1人1人に対して最善を尽くしたいという思いがひときわ強い人で、長年の経験を経て人の痛みも分かる度量の深い女性です。 患者さんに対して分け隔てなく、壁を作らず、あっけらかんと、自然にコミュニケーションをとります。そして、時に厳しくプロフェッショナルとして、カラダについての大切なことを伝えます。 その言葉選びやスイッチの切り替えが面白い人であるし、常にその心根には“この患者さんに1日も早く心身ともに健康になってもらうには、何がベストな方法なのだろう”と考えています。 仕事以外では割とずぼらなところがある、という西条のキャラクター設定ですが、実は私も、完璧! と思っていることもかなり抜けているところがあるので、ドジなところは似ているなと思いますね(笑い)。 橋本環奈さんについては、その力強いまなざしに芯の強さを感じます。結との初シーンでは、体調が悪くて食べられないことへの不安や葛藤がひしひしとその瞳から伝わってきて、気づけば自身も自然に西条として結に接していました。 西条は結に、“管理栄養士は命を支える仕事”であるということを示し、結がこの職業を目指そうと思いを固めるきっかけとなるキーパーソンのお役目なので、見ている方に西条の奥に秘めたその情熱が伝われば、と心を込めてつとめました」 また、番組の制作統括・宇佐川隆史氏は、藤原が演じる役どころを「結が次のステージへと進むキーパーソンとなる人物」と位置づけ。西条小百合という役柄には「柔らかな関西弁で、患者と自然に打ち解けながらも、医療従事者として伝えるべきことはしっかりと伝える。人の心にそっと寄り添うその姿が、結に『管理栄養士になりたい』という新たな夢をもたらします」とした。 藤原には「その包容力や温かみ、そして西条の優しさの中に潜む芯の強さを絶妙に演じてくださっています。さらに、神戸出身の彼女ならではの柔らかな方言が、さらなる説得力を生み出しています」とコメントしている。