お年寄りたちの心を癒し笑顔と元気を届ける 阿南市の「べっぴん一座」活動再開【徳島】
徳島県阿南市に高齢者施設などを訪問し、歌や踊りでお年寄りらを楽しませている演芸グループがいます。 コロナ禍により約4年間活動を休止していましたが、11月16日、満を持して活動を再開しました。 阿南市の女性演芸グループ「べっぴん一座」です。 東日本大震災をきっかけに人々を元気づけようと結成され、これまで高齢者施設などを700回以上慰問してきました。 しかし2020年、コロナ禍の影響で活動は休止、11月16日、約4年ぶりとなる本格的な活動を再開しました。 活動休止中、メンバーはこれまで訪れた施設の利用者がどうなったのか、ずっと気になっていました。 この日、久しぶりに訪れた施設、そこには姿が見えなくなった人もいます。 メンバーは改めて、4年という時間の長さを痛感しました。 歌やダンスに笑いを交えた楽しいステージは、久しぶりにお年寄りたちの心を癒しました。 (施設利用者(92)) 「すごく嬉しかったです。みんなまたお会いしたい」 (施設利用者(89)) 「懐かしく思った。本当に素晴らしかった」 (施設利用者(88)) 「明日からの若い元気をもらったような気がします」 そして、久々の舞台を踏んだ一座のメンバーも。 (べっぴん一座 都崎文恵座長(71)) 「感激ですね。涙が出てきたというか、歌えんようになったというか。続けたいです、ずっと」 コロナ禍が明け、日常が戻っても取り戻せないものもあります。 それでも「べっぴん一座」は、きょうもひたむきに笑いと元気を届けます。