鎌田大地を無視?批判殺到のラツィオMFのプレーに伊解説陣の見解は?背景には特殊な事情も… | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオに所属するイタリア代表MFマッティア・ザッカーニが、日本時間23日のエンポリ戦の試合途中、好位置にいた日本代表MF鎌田大地にパスを出さず、SNS上で炎上して話題となった。 【動画】鎌田大地が数的有利を作り出し、ザッカーニが三度目の正直でゴール!エンポリ×ラツィオ|ハイライト
セリエA 11位からの巻き返しを図り、第17節でマウリツィオ・サッリの古巣エンポリとの対戦へ挑んだラツィオは、マテオ・ゲンドゥージとマッティア・ザッカーニのゴールにより2-0とリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。 だが、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏の同胞でチェゼーナ生まれのザッカーニの試合中の行動が批判の的となっている。イタリアメディア『fanpage』は、「カマダが走り出すも、ザッカーニは彼を無視し、ボールを別の方向へ蹴り出した」との見出しをつけ、エンポリ戦の37分のプレーが問題となっていることを指摘した。 25分から途中出場していた鎌田は、カウンターを仕掛けると、左ウィングのマッティア・ザッカーニにボールを預けて前線でリターンを要求したが、イタリア代表MFは、ファーサイドにいたタティ・カステジャーノスへのパスを選択。精度を欠いたボールはゴールラインを割った。 イタリアメディアは、このシーンが発端となってファンの間で批判が相次いだことを報道。「マッティア・ザッカーニが、完全にマークを外したカマダを無視してパスを出さず、その後、(不満を口にした)同僚たちを黙らせようとする様子が収められた動画がSNS上で拡散されて、その主役となった」と伝えた。 このプレーを巡っては、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣も疑問を呈している。実況を担当したリッカルド・マンチーニ氏は「ザッカーニの無茶な解決策」と苦言を述べたほか、解説を担当したマッシモ・ゴッビ氏も「見た目は美しいパスかもしれないが、(エンポリDFセバスティアーノ)ルペルトの頭上を越えるパスは複雑で困難なものだった」と理にかなわない強引なプレーに首を傾げていた。
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