宮崎県南部の平野部では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続きました。日南市を流れる福谷川で軽乗用車が流され、乗っていた70代の男性が行方不明になっています。 宮崎県では季節外れの線状降水帯が発生。70代の男性が車ごと川に流され、行方不明です。 「やばいって！止まったらダメだって。止まったら進まんと」 まるで川のようになっている道路。道行く車が水しぶきをあげながら、ゆっくり走行しています。 「浅いところ通らないと。真ん中深いよ」 宮崎県南部の平野部では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続きました。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。 日南市では午後4時半までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降りました。 三輪洋平カメラマン 「午後4時の宮崎県日南市戸高の様子です。激しい雨に加えて道路は水であふれています。道路が全く見えない状態で、とても危険を感じます」 日南市を流れる福谷川では軽乗用車が流され、乗っていた70代の男性が行方不明になっているということです。 この雨により秋の風物詩にも被害が。延岡市では大瀬川が増水し、300年以上続くアユの伝統漁法「鮎やな」が破損しました。 気象台は、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。