南港ニュートラム新型は「笑顔」地元を意識した車両公開
フロント部分は笑顔の子供をイメージ
南港ニュートラム新型は「笑顔」地元を意識した車両公開 THEPAGE大阪
南港を笑顔で走ります──。大阪市交通局は28日、同市住之江区を走る南港ポートタウン線(ニュートラム)の新型車両200系を同局の南港検車場で報道陣に公開。車両のフロント部分は「南港の笑顔の子供」をイメージしたユニークなデザインで、中も南港の緑や草花をイメージしたピンク色などに包まれ、地元を意識した愛される車両になりそうだ。30日には一般の試乗会が行われ、4月下旬からの運行開始を予定している。
笑顔の口の横の小さな穴は「えくぼ」をイメージ
同局によると、この車両は「車内居住性・快適性の向上」「従来からの車両イメージの一新」をコンセプトに景色が楽しめるよう大型窓が設置され、床面高さをホーム高さに近づけ乗降時の段差を減らすなど、利用客の利便性を図っている。 車両のフロントは笑っているようにみえ「南港を駆ける子供の笑顔をイメージしています」と車両の設計などを担当した同局鉄道事業本部車両部車両課の八木義晴さんは笑顔で語る。よくみると、笑顔の口の横に穴があいており、それは「えくぼ」をイメージするなど、ユーモアも取り入れられている。 また、この外観は後に「ピンク」 「レッド」 「オレンジ」「イエロー」「グリーン」「ブルー」「パープル」の7色が用意される予定で「何度でも乗りたくなる」気持ちを高めてくれそうだ。
どこかの車両にひとつだけ「四つ葉のクローバー」書いてます
内装もクローバーの柄が施されているが「どこかの車両にひとつだけ四つ葉のクローバーがあるんです」と関係者はうれしそうに語る。そうした遊び心を加えることにより、子供も楽しく乗る事ができそうだ。 このほか、ニュートラムは自動運転が行われるため、運転席のいすに座ることも可能となる。関係者は「ここは特等席。子供さんにも、なんというか『運転手』の気分を味わってもらいながら乗ってもらうことができると思います」と話していた。 同車両は30日に一般向けの試乗会が行われ(応募制で現在は締め切り)、そこで南港を走る様子を眺めることができそうだ。