【広島】新井監督「シリアスじゃない」 末包が決勝2ラン直後の守備で負傷交代 病院には行かず経過観察
◆JERAセ・リーグ 中日1―3広島(22日・バンテリンドーム) 広島の新井貴浩監督が、4回に決勝の6号2ランを放った直後の守備で負傷交代した末包昇大外野手について「大事を取ってという形で代えたのでそんなにシリアスなものじゃないと思います」と説明した。病院には行かず、経過観察しながら23日の出場を判断するという。 末包は4回無死、田中の飛球をスライディングキャッチした際に異変を訴えた。スライディングの姿勢からしばらく動けず、駆け付けたトレーナーと歩いてベンチ裏へと退き、そのまま交代。試合終盤には、ベンチで明るい表情を浮かべる姿があった。 今季は自主トレ中の1月下旬に元々の古傷でもあった左膝内側半月板を損傷して出遅れたが、5月8日の1軍昇格後、この日まで34試合で打率2割8分5厘、チーム単独トップ6本塁打、17打点はチーム2位。プロ初となった5月14日の巨人戦(マツダ)から10試合で4番起用されるなど、貴重な長距離砲として存在感を発揮していた。
報知新聞社