吉田麻也が“中東の笛”に言及「初めてアジアカップに出たときは本当にひどかった」「ここ10年ぐらいで劇的に改善している」
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也のチャレンジ&カバー」(毎週月~金曜14:55~15:00)。リスナーの切実なお悩みや質問に、世界の一線で戦ってきた経験や思考を基に、吉田麻也が90秒でアドバイスを送ります! 12月15日(金)の放送では、“中東の笛”について語りました。
<リスナーからのメッセージ> 「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)で“中東の笛では?”と思うようなことがよくあります。もうすぐ『AFCアジアカップ2023(以下:アジアカップ)』も開幕しますが、ピッチ上の選手はどのように感じているのでしょうか?」 吉田:2024年1月12日(金)から、いよいよアジアカップが開幕します。日本の初戦は1月14日(日)のベトナム戦で、その後はイラク戦、インドネシア戦と続きます。 “中東の笛”というのは、俗にアラブ諸国に有利になるジャッジが下されることを言いますが、ここ10年ぐらいで劇的に改善していると思います。しかし、僕が初めてアジアカップに出たとき(2011年)は本当にひどかったです。とんでもないジャッジがいっぱいあって、僕も退場しましたし、(ゴールキーパーの)川島(永嗣)選手がPKを取られたり、当時は不可解なジャッジがいっぱいありました。 でも今は、それこそVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)もあり、そういうクエスチョンなジャッジができなくなりつつあるのと、単純にレフェリーの質が急速に上がったと感じます。なので今は、中東の笛もピッチの中央部分では起こるかもしれないですけど、ゴールに近いところでは、なかなか起こらないかなと。これはひとつ、日本にとって安心材料かなと思います。 とはいえ、アジアカップは何があるか分からないし、アジアカップに懸ける思いはどの国も同じ。決して簡単な試合はないですし、実際に、前回も前々回もタイトルを逃しているので、ここは是が非でも獲りにいかないといけないと思っています。 (TOKYO FM「吉田麻也のチャレンジ&カバー」12月15日(金)放送より)