【ススキノ首切断】 親子3人を起訴 娘は"殺人罪" 父親は頭部損壊の様子をビデオ撮影 浮かび上がる"いびつな親子関係"…裁判まで1年以上かかる見通しも
親子3人の起訴で明らかになったこと
今回の起訴により、親子3人の役割分担が明らかになってきました。 田村瑠奈被告(30)は、被害者の首を折りたたみナイフで刺し殺害。のこぎりなどで首を切断し、切断した頭部を自宅に持ち帰り刃物で傷つけ、殺人や死体損壊などの罪で起訴されました。 父親の田村修被告(60)は、ノコギリなど凶器などを一緒に購入し、娘の瑠奈被告をホテルまで送迎。瑠奈被告が頭部を傷つける様子をビデオで撮影するなどし、殺人ほう助や死体損壊ほう助などの罪で起訴されました。 母親の田村浩子被告(61)は、夫の修被告にビデオ撮影を依頼するなどし、死体損壊ほう助などの罪で起訴されました。
事件の背景 いつ明らかになるのか
元検事の磯部真士弁護士によりますと、裁判は親子3人別々に行われる可能性が高いとみられています。 裁判員裁判が始まる前に、争点を整理する「公判前整理」が行われますが、これには1年以上かかるとみられ、事件の真相が見えてくるのもこれ以降とみられます。 裁判員裁判で争点となるのは、瑠奈被告に「刑事責任能力」があるのかどうか。 さらに修被告と浩子被告の両親が実際に犯行を手伝っていたのかどうか「実行行為」の有無が問われます。 裁判員裁判は1~2週間で結審となり、判決が出るとみられています。 異常な展開を見せた事件なだけに、裁判の行方に注目が集まります。
UHB 北海道文化放送
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