ユーロで人種差別行為、イングランドの選手へのチャント疑惑が浮上…UEFAが調査へ乗り出す
欧州サッカー連盟(UEFA)は、ユーロ2024で起こった人種差別行為に対しての調査をスタートした。 問題の行動があったのは、16日に行われたイングランド代表とセルビア代表の試合。1-0でイングランドが勝利したあと、差別的な行為があったと疑惑が浮上している。 イングランドの選手に対する人種差別的なチャントが歌われたとのことだが、苦情を申し立てたのはイングランド側ではないとのこと。イギリス『BBC』によれば、反差別団体の「Fare」が、観察員をスタジアムに派遣していたとされている。 また、セルビアサッカー協会に対しては、UEFAが試合中にものが投げ込まれたとして、処分を受ける可能性があるという。 さらに、コソボサッカー連盟が「セルビアのファンによる旗やスローガン、チャントの掲示についてUEFAに苦情を申し立てた」とのこと。「コソボに対する政治的、人種差別的なメッセージが含まれている」と主張しているという。 UEFAはこの件に関して、「UEFA統括倫理規律委員会(CEDB)が今後この件について決定を下す予定だ」としている。 大会前からイングランドvsセルビアは警戒されていたカードだったが、試合前には両国のファンが衝突。8名が一時的に拘留され、7名がセルビア人だったとのことだ。
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