王家の墓への落書きに今度は“削られた痕” 完全には消えず… 未明に侵入する複数人が防犯カメラに
浦添市にある国指定史跡、浦添城跡内にある王家の墓「浦添ようどれ」で今月3日、墓の壁面や周辺の石積みの門など3か所が落書きされているのが見つかった問題で、8日、今度は落書きされた箇所が削り取られていたことが新たに分かりました。 【新たな写真】落書き被害の5日後、落書きを消すように削られた痕 市の関係者によると、落書きは完全に消えてはいないということです。 「浦添ようどれ」は琉球王国統一前の13世紀の中山王・英祖と、統一後の16世紀から17世紀にかけ在位した尚寧王が眠るとされる王家の墓で、3日に市の職員が発見した3か所の落書き被害について警察は、文化財保護法違反の疑いで捜査を始めていました。 しかし8日午前、落書きされた3か所が、今度は何者かに削り取られているのが見つかったということです。現在現場は市によって立ち入りが規制されています。 警察は、落書きを削り取ろうとした行為についても文化財保護法違反事件として捜査する方針です。
琉球放送