【インドネシア】製薬カルベ、CT検査装置供給でGEと提携
インドネシアの製薬最大手カルベ・ファルマは15日、グループ会社で医療機器の製造を手がけるフォレスタ・カルメディック・グローバルが国産CT検査装置の供給に関して、米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の医療機器販売GEヘルスケアと提携したと発表した。CT検査装置はこれまで国内で製造されていなかったが、GEヘルスケアの支援で開発を進める。 同日にカルベ・ファルマのイラワティ社長と、GEヘルスケア・インターナショナルのエリー最高経営責任者(CEO)の間で協業契約の署名が行われた。 エリー氏は、カルベ・ファルマとの連携で、国内だけでなく東南アジア域内にCT検査装置を提供していくと説明。フォレスタのイボンヌ取締役は、CT検査装置が国内生産を優先して進める医療機器10種の一つと指摘。GEとの協力は、インドネシア政府が進める医療機器の国産化率向上に向けた取り組みを支援するものとの認識を示した。 カルベ・ファルマの広報担当者はNNAに対し、GEヘルスケアの海外工場から輸入した部品をフォレスタが国内の工場で組み立て生産する計画と明らかにした。 フォレスタは2019年設立。現在は手術用縫合糸、移動式X線装置、透析装置、培養液を生産している。