ユダヤ教祭典「ハヌカ」始まる 世界各地で式典…ドイツでは警備強化も
ユダヤ教の伝統的な祭典「ハヌカ」が始まり世界各地で式典が行われました。反ユダヤ主義的な事件が多発するドイツでは警備が強化されるなかでの開催となりました。 ハヌカは9つの枝がある燭台「メノラー」のろうそくに火を灯すユダヤ教の伝統的な祭典です。7日から世界各地で始まりました。ロシアによる侵攻を受けているウクライナのキーウでもメノラーがライトアップされ祝祭の始まりを彩りました。 イスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルでは、人質の家族などが集まり、早期解放を訴えました。 人質の家族 「ここに私たちがいるのは象徴的なことです。人質の帰還・解放のためにろうそくに火を灯します」 ドイツでは、巨大なメノラーが登場しショルツ首相も点灯式典に出席しました。ハマスとイスラエルの戦闘開始から、ドイツでは反ユダヤ主義的な事件が急増し、1日の平均件数が去年の3倍以上になっているとの調査もでています。この日の式典も警備が強化されるなかでの開催となりました。