「暑くて大変」猛暑で夏の高校野球にも変化 開会式は夕方で、参加は“希望制”に 熱中症対策は?【Nスタ解説】
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三重県松阪市で39.7度を記録するなど、5日は各地で“危険な暑さ”になりました。各地で熱中症の疑いで救急搬送される人が相次ぎました。 【写真を見る】「暑くて大変」猛暑で夏の高校野球にも変化 開会式は夕方で、参加は“希望制”に 熱中症対策は?【Nスタ解説】 ■猛暑で変化?夏の高校野球 地区大会でも熱中症対策 日比麻音子キャスター: 各地で危険な暑さとなっていますが、6日も熱中症対策が不可欠となりそうです。環境省は11県14地域に熱中症警戒アラートを発表。各地で危険な暑さとなりますので、熱中症にご注意ください。昼間の暑さが夕方から夜、そして翌朝までこもっている感じがします。 産婦人科医 宋美玄さん: 明け方の気温が25度を超えている状態で、熱がリセットされないまま次の日が始まるという感じになっていますよね。 日比キャスター: この暑さで高校野球にも影響が出ているということですが、元高校球児の南波キャスター、当時と様子やレベルも変わっていますか? 南波雅俊キャスター: 全く変わっています。私が高校球児だった2006年頃ですら、開会式で倒れるような人もいました。今はもっと暑くなっていますから、より注意・警戒が必要です。 日比キャスター: 高校野球の開会式について、新たな工夫がされています。 6月29日に開催された福岡県大会の開会式は、熱中症対策などのため開会式の参加は希望制になり、136校中、81校が参加したといいます。 “炎天下”を避けるため時間帯も調整されていて、神奈川県大会は5日午後4時、香川県大会は7日午後5時など、開会式を夕方に実施する場所も増えてきているということです。 試合中の熱中症対策も強化していて、熊本県大会では救護場所の増設、ミストファン設置、保冷材の準備、3回・5回・7回終了時に給水タイムが設けられてます。ミストファンがあるだけで、体感は変わりますよね。 宋さん: 体表の熱を奪ってくれるので、ミストファンはいいと思います。 保冷剤やコンビニなどでも売っている凍ったペットボトル飲料などで、脇などの太い血管のある部分を冷やすというのがおすすめです。脇がやりやすいと思いますが、保冷剤などを脇に挟んでおいて、寒くなったら取るというのを繰り返すだけでも効果的です。 水分や塩分をとるのも大事ですが、まず体温をあげないようにすることが大事かと思います。 日比キャスター: ぜひ、野球を見に行く保護者やファンにもやっていただきたいです。 南波キャスター: プロ野球でも、ピッチャーがイニング間に首元を冷やしながら休んでいる姿をよく見ます。