【パリ五輪】ニッポン大逆転ラッシュ!“あきらめない気持ち”が生んだ奇跡 体操男子団体総合・スケートボードは金!なでしこは王国ブラジルに勝利!
大逆転③ 体操男子団体総合 2大会ぶりの金メダル
日本時間30日の午前0時半に行われた、体操男子団体総合の決勝戦。メンバーは2大会連続出場の橋本大輝(はしもと・だいき)選手、萱和磨(かや・かずま)選手、谷川航(たにがわ・わたる)選手と初出場となった岡慎之助(おか・しんのすけ)選手と杉野正尭(すぎの・たかあき)選手の5人です。 団体競技は、「ゆか」「あん馬」「吊り輪」「平行棒」「跳馬」「鉄棒」の6種目で構成され、各種目とも3人が演技し、その総得点で争われます。 最初の種目は「ゆか」。エースの橋本選手がG難度の大技「リ・ジョンソン」を決めるなど、3人全員が安定した演技で好スタートを切り、ライバル中国に0.734点差をつけます。 2種目目の「あん馬」では、主将の萱選手と杉野選手が高得点をたたき出す中、橋本選手がまさかの落下。大幅な減点となり、逆に中国に0.5点のリードを奪われる展開に。 続く3種目目は日本が苦手とする「吊り輪」。中国が高得点を連発し、差は3.1点まで広げられてしまいます。 その後、4種目目の「跳馬」では、谷川選手が世界最高難度の大技「リ・セグァン2」に挑戦するも認定されず、得点を思うように伸ばせません。 しかし、5種目目の「平行棒」では常にチームを鼓舞し続けてきた主将の萱選手が“美しく失敗しない”安定感抜群の演技を披露。高難度の技や着地も見事に成功させ、雄叫びを上げます。 続く岡選手と谷川選手も高得点をマークし、5種目目終了時点で中国と3.26点差の2位につけ、最終種目の「鉄棒」へ。 金メダルは絶望的かと思われていましたが、中国の選手がまさかの2度落下で大幅減点。 一方、日本は杉野選手、岡選手がほぼノーミスで演技を終え、優勝への望みをつなぎます。 そして最後に登場したのは鉄棒のスペシャリストでエースの橋本選手。 予選では着地を失敗しており、大きなプレッシャーがかかる中、「リューキン」「カッシーナ」「コールマン」などの難度の高い手放し技を次々に決め、着地もしっかりと止めて13.566の高得点をマークします。 その結果、日本は6種目合計259.594点で、中国に0.532点差をつけ大逆転優勝!2大会ぶりの金メダルを獲得しました。 “あきらめない気持ち”が生んだ奇跡の逆転劇。 まだまだ始まったばかりのパリオリンピック。 今後の日本代表の活躍からも目が離せません。
めざましmedia編集部