関西 高温多湿で広く危険な暑さ 舞鶴では40℃予想も 雷雨や激しい雨にも注意
山沿いを中心に雨雲が発生・発達 カミナリや激しい雨も
こうした不快な暑さの中、晴れて気温が上昇すると、大気の状態が不安定になります。今日22日の午後は、山沿いを中心ににわか雨がある見込みです。 紀伊山地沿いなど、局地的にはカミナリを伴い、バケツの水をひっくり返したような激しい雨が降る恐れがあります。雨雲を押し流す上空の風が弱く、同じような場所で雨が続く可能性があります。市街地でも急に雨雲が発生する可能性もありますので、空模様の急な変化にご注意ください。
ゲリラ豪雨の前兆
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。 ①「真っ黒な雲が近づいてきた」 ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。 ②「雷の音が聞こえてきた」 ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。 ③「急に冷たい風が吹いてきた」 発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。 このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。
日本気象協会 関西支社 藤川 徹