佐賀県内に今季初の「熱中症警戒アラート」 3人搬送 梅雨の晴れ間、今年一番の暑さに 7月3日
佐賀県内は3日、高気圧に覆われて梅雨の晴れ間となり、唐津市で33・1度、伊万里市では32・5度の最高気温を観測して今年一番の暑さとなった。熱中症のリスクが高まった際に注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」が佐賀県で今季初めて出され、3日夕までに熱中症の疑いで3人が医療機関に搬送された。 県内の各消防本部によると、鳥栖市で屋外作業中の70代女性が意識がもうろうとして熱中症の疑いで救急搬送された。佐賀市内では80代女性が歩いている途中に気分が悪くなり、救急搬送された。 熱中症警戒アラートは、気温と湿度などから算出する指標「暑さ指数」が33以上と予想される場合に気象庁と環境省が発表する。エアコンの効いた室内など涼しい環境で過ごし、こまめな休憩や水分補給など適切な予防や対策を促している。4月からは、重大な健康被害が生じる危険な暑さの際に出す「熱中症特別警戒アラート」も運用している。 4日は、梅雨前線の影響で佐賀県内は再び曇りや雨の予報となっている。(中島幸毅)
中島幸毅