甲府の早朝勉強会「得々三文会」が600回 俳優・白須慶子さんが講演
甲府の早朝勉強会「得々三文会」が11月19日で600回を迎え、俳優の白 (甲府経済新聞) 須慶子さんが特別講演を行った。 【写真】俳優・白須慶子さん、得々三文会600回記会で「会話の本質」語る 同会は、甲府・銀座通りにある春光堂書店(甲府市中央1)で毎週火曜の朝7時~8時に行う早朝勉強会。「視野とつながりを少し広げてから職場へ行こう」をコンセプトに、参加者の知識や人脈を広げることを目的に開いている。 2011(平成23)年7月に始まった同会は、コロナ禍でのウェブ開催もあったが、元日や大みそかも含めて定期的に開いてきた。長年にわたる継続的な活動は、地域コミュニティーの知識共有と人々のつながりを深める場として定期的に参加する人も多く見られる。 山梨県都留市出身の白須さんは、やまなし大使や山梨県水晶宝飾協同組合のジュエリー大使、山梨の日本酒大使など7つの大使職を務めるほか、教育機関と連携した「方言を使った民話の朗読」や子ども向けの自己表現ワークショップを行うなど多方面で活躍している。 当日は、白須さん出演のNHKドラマ「半分、青い。」と「八重の桜」の映像視聴で始まり、自身の経験を交えながら「会話」の重要性について語った。演技の現場でよく聞かれるという「会話しろ」という指示の意味を掘り下げ、真の会話とは「単に話すだけでなく、相手の話を聞いて受け取り、内容を返すことが重要。自分をよく見せようとする演技ではなく、本当の思いを伝えることが大切。単に話すだけでなく、相手の話を聞いて受け取り、内容を返すことが重要。伝えたいこと、知ってほしいことは自分から伝える必要がある」と強調し、日常生活においても真の会話の重要性を説いた。 最後に、昨年の「信玄公祭り」で山本勘助役を演じることになった経緯や、祭り当日の心境などを話した。 運営の反田亘昭さんは「愛されて14年目を迎えることができ感謝の気持ちでいっぱい。運営(サイド)は年を取っていくが、1000回・2000回とできるところまでやりたい」と意気込む。終盤には参加者から会の運営へ花束を贈る場面もあった。
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