物価高の影響は学校給食にも 献立作りに苦心 仙台市の小学校
khb東日本放送
物価高の影響は、学校給食にも及んでいます。食材費や光熱費などが高騰する中、1食当たり290円に収めるため献立作りに苦心しています。
仙台市太白区の西多賀小学校のこの日の給食は、パンやクリームシチュー、果物といった人気メニューです。 児童「とてもおいしいです。パンとかが人気です」「給食は勉強へのご褒美です」 児童たちが楽しみにしている給食に、物価高が影を落としています。 西多賀小学校飯塚さち子栄養教諭「ほとんどの食材が値上がりし続けているなと感じています」 主食のごはんやパン、野菜や肉、魚の他、調味料や油などすべての食材が1割から2割ほど値上がりしているということです。 仙台市の小学校の1食当たりの給食費は290円と定められています。学校給食法で定められた11項目の摂取基準を満たす必要があり、物価高は献立を作る栄養教諭の悩みの種です。 西多賀小学校飯塚さち子栄養教諭「元々高価な牛肉や、種類によっては高価な魚は入れづらくなっている」 西多賀小学校では、食育のため地元の食材を積極的に使っていますが、牛肉ではなく豚肉を使用したり、デザートの回数を減らしたりするなど工夫しています。 仙台市では2020年以降、給食費の値上げはしておらず2024年度は1食当たり46円を負担して、物価上昇分を補っています。 仙台市は、物価上昇が抑えられなければ、値上げも考えられる」としています。 西多賀小学校飯塚さち子栄養教諭「何とかやりくりしていきたいなとは思っているけど。上がり続けたら苦しくなってくるだろうなと思っています」
khb東日本放送