ME:Iメンバー紹介第2回:村上璃杏 クセになるキャラクターと歌声で一目置かれる存在に
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(以下、日プ女子)より誕生した11人組・ME:I。個性あふれるメンバーへの注目度も高く、すでに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。 【画像】順位急上昇でデビューを獲得した村上璃杏 今回は、番組後半、驚異の成長を見せた村上璃杏をフィーチャー。オーディション期間中の彼女の成長から、今後ME:Iのメンバーとして、どのような活躍を見せるのか考察したい。 第2回順位発表式では17位だったものの、第3回順位発表式では4位以上の練習生候補として名前を呼ばれ、結果は3位という驚異のランクアップが話題となった村上。最終的には2位という自身最高順位を記録し、見事デビューメンバーに選ばれた。 そんな村上といえば、内に秘めた自信と、それを言葉にできる素直さが魅力のメンバーだ。実際、先述した第3回順位発表式では4位以上のメンバーとして選ばれたことについて、驚きつつも「自分ががんばってきたことが、やっとここで認められたなという感じがしています」と力強くコメント。国民プロデューサー(視聴者)に感謝しつつも、謙遜するだけにとどまらない姿が、見ていて清々しいと話題になった。
ポジションバトル「美人」で一気に注目を集めた村上璃杏
そんな彼女の魅力が急加速していったのは、やはりポジションバトルの際だろう。ラップ&ボーカル部門としてちゃんみなの「美人」を選択した村上は、ちゃんみな本人から「未経験だから短期間で上達するのは難しいと思う。だったら、キャラに合うことをやっちゃったらいいよ」と提案された。そこからは、上手い人の真似をするのではなく、あくまでも“村上璃杏”として、1段階ギアを入れて自分の良さを発揮できるようになったのだ。特に自作ラップで挑んだ「美人」での〈生まれ持ったこの猫フェイス〉や〈りんりん「姫だし」〉と言った自己肯定感の高い歌詞は、まさに村上を〈一目置かれる存在〉として確立させたように思える。 このバトル以降、村上はより頼もしくなっていった。コンセプトバトルでは「&ME」から「AtoZ」へとグループの変更を強いられることになってしまったが、その際も「大丈夫です。私はどこでも頑張れます」と高らかに宣言。「AtoZ」でラップポジションを担うと、かわいらしい曲調の中に緩急をつけるような力強いラップでステージに花を添えた。また、ファイナルで披露した「想像以上」では、ラッパー①を担当。最初は「上手いと褒められても、初心者なのにとか未経験なのにっていう枕詞がつくことが悔しい」と話していた村上だが、それも過去の話。確実にこの合宿期間中にラップという強い武器を身につけたといっても過言ではないだろう。 ダンスや歌に関しても、自信を内側から滲ませて堂々たるパフォーマンスを披露する村上。最初に行われたレベル分けテストの際、ボーカルトレーナーのイ・ホンギから「わかんないけど魅力がある」と言われた理由は、まさに堂々とした振る舞いと、どのポジションにいようともステージを自分のものにする魅力ゆえだろう。 だからこそ、ME:Iとしてのデビュー後は、ラッパーに止まらず、オールラウンダーとして活躍していってほしいと感じている。力強く、しかし甘い歌声は一度聴いたらクセになること間違いなし。今後、彼女がより一層成長していくのを見続けられるのが楽しみだ。
於ありさ