横浜流星、主演大河『べらぼう』は「挑戦だらけ」 緑の衣装に親しみ「戦隊モノをやっていたときも…」
来年1月5日にスタートする大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の完成試写会が16日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の横浜流星、脚本を担当する森下佳子氏、演出の大原拓氏、制作統括の藤並英樹氏が出席した。 【写真】横浜流星や小芝風花らが出演する『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第1回の場面写真ほか
大河ドラマ第64作となる本作の主人公は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった“蔦重”こと蔦屋重三郎。日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた蔦重の波乱万丈の生涯を描く。本作は5月27日に関東近郊で撮影が始まり、6月15日に主演の横浜が京都でクランクインした。 横浜は「2日前に完パケを見たんですけど、撮影中から感じていましたが、新たな大河ドラマになっています。合戦はありませんが、商売の戦いが繰り広げられますし、色濃く人間ドラマが描かれていて、展開がスピーディーで痛快なエンターテインメント作品になっていると思います」と手応えを口にし、「自分の中でも挑戦なので、皆さんにどう感じていただけるのか楽しみです」と語った。 挑戦だと感じていることについて「すべてです」と話し、「自分が触れてこなかったし、挑戦してこなかった世界観だし、キャラクターだし、その時点で挑戦ですし、NHK作品に出演するのも初めてですし、大河ドラマも初めてなのに主演を務めさせていただけて、挑戦だらけ。だからこそ壁が高いので、しっかりと乗り越えられたらいいなと思っています。そのために日々、キャスト・スタッフ一同、全力でやっています」と意気込んだ。 第1回では緑の着物を着用。横浜は「いろいろ話し合いましたね。青だと、江戸のときは流行っていた色だと思うんですけど埋もれてしまう。エネルギッシュで埋もれない色で緑。柄がなくなってしまうと落ち着いてしまうというのもあって縞模様で。一章はずっとこの着物で行くので、もうユニフォームみたいな感覚でいます。二章、三章で変わっていくと思うので、そこも楽しんでいただけたら」と述べ、「緑には縁があるので。戦隊モノをやっていたときも自分はグリーンなんですよ」と『烈車戦隊トッキュウジャー』で演じたヒカリ/トッキュウ4号役に触れて緑への親しみを語った。 なお、“べらぼう”とは、そもそも「たわけ者」「バカ者」という意味で、それが時を経て、「甚だしい」「桁外れな」という「普通を超える」さまを表す言葉に変化。江戸の言葉の「べらんめえ」の語源ともいわれている。