「ティラノサウルスレース」企画した小児科医の思い 半年間入院を経験した結仁くん9歳も恐竜に!【香川・観音寺市】
RSK山陽放送
恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」が、きのう(4日)観音寺市で開かれました。小児科の医師が企画したもので、長期入院を経験する子どもたちを笑顔に、との思いが込められています。 【写真を見る】「ティラノサウルスレース」企画した小児科医の思い 半年間入院を経験した結仁くん9歳も恐竜に!【香川・観音寺市】 ■ティラノサウルスレースに120頭あまりの恐竜 香川県の内外から、120頭あまりの恐竜が集結しました。秋晴れの有明浜海水浴場で行われた「ティラノサウルスレース」です。まずはラジオ体操でウォーミングアップです。 「よーいドンさあスタート!」 大人も子どもも全力疾走。アメリカが発祥とされる競技ですが、その見た目の面白さとわかりやすいルールで日本でも2年前から大ブームに。人気のイベントとしてすっかり定着しています。 (参加者)「楽しかったです、最高!」 ■企画した小児科医の思い (企画した香川大学医学部附属病院小児科医師 川口幸穂さん) 「この壮大な海と空と、あと恐竜を楽しんでいただけたらなと思っています」 「大学病院で小児科医師として働いている中で、非常に長いこと入院されているお子さんたちをたくさん見ていて、生活の些細なことを楽しみにしている人たちがたくさんいたので、そういった人たちが退院したあとも笑顔になってくれるような、そういうイベントをやりたいなと思って企画しています」 小児病棟で長期入院を経験している子どもたちやその家族が特別に招待されました。飯原結仁くん9歳と、妹の叶望さん7歳です。結仁くんは再生不良性貧血のため先月(10月)まで半年間、入院していました。骨髄ドナーとなったのが、叶望さんでした。 ■(叶望さん)「(お兄ちゃんが)帰ってきてくれてうれしい」 (飯原結仁くん)「(久しぶりのおそと、どうですか?)楽しかった」 (飯原叶望さん)「(お兄ちゃんが)帰ってきてくれてうれしい」 (母親 飯原夢子さん) 「退院が月末だったんですけど、すぐ走ることになったんだけどよく走ったと思います。まわりの同じように入院している子どもたちに元気が与えられたらと思っています。」
今回、最年長のティラノサウルスです。大分市から参加した、御年83歳の男性です。 (橋本喜世一さん) 「息があがりましたね。前が見えなくなる、走れなくなる。(満足いく走りができましたか?)はい、できました。また来年も頑張ろう。」 それぞれに走る理由がある恐竜レース。企画した川口さんは、入院中の子どもたちにリモートで見てもらえるような仕掛けも考えていきたいと話しています。
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