1960年代のアメリカで、名もなきヒロインたちが「女性の権利」のために立ち上がった感動の実話 映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』
『キャロル』のフィリス・ナジー監督が、1960年代、中絶が違法だった時代のアメリカを舞台に、名もなきヒロインたちが「女性の権利」のために立ち上がった実話を映画化した、映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』。この度、本作の予告映像とポスタービジュアルが公開された。 本作は、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描いた実話を基にした映画。劇中に登場する「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われている。 しかし、1973年アメリカ連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利を合法とした「ロー対ウェイド事件」から50年、今、米国では、再び違法とする動きが活発化し、論争が激化している。女性たちが自ら権利を勝ち取った実話を映画化した本作は、映画祭で注目を集め大きな話題となった。 シリアスなテーマをエンターテインメントに昇華させたのは、ハリウッドを代表するキャスト・制作陣。監督を務めるのは、『キャロル』で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』や本年度賞レースで大注目を集める『バービー』など、多くの世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナー。 裕福な主婦から、権利を求め自ら立ち上がる主人公のジョイを演じるのは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『ピッチ・パーフェクト』シリーズに出演、さらに『チャーリーズ・エンジェル』(2019)では製作・監督・脚本も務めマルチな才能を発揮するエリザベス・バンクス。 「ジェーン」を率いるリーダー・バージニアを演じるのは、『アニー・ホール』『エイリアン』シリーズ、『ゴースト・バスターズ』シリーズなど、数多くのハリウッド大作に出演する名優シガニ―・ウィーバー。 映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は、2024年3月22日(金)より全国公開。
otocoto編集部