バスに乗って善光寺へ!! パワー感ありすぎのスポットでガッツリと力を貯めよう!!
■牛にひかれて善光寺参り……とは?
善光寺は、一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)を御本尊として、創建以来約1400年の歴史をもつ。無宗派の単立仏教寺院という珍しい寺院だ。よって宗派や宗門の区別なく、誰でも受け入れる庶民の寺として、昔から参拝者が訪れている。 「牛に引かれて善光寺参り」ということわざはあまりにも有名だが、信仰のまったくない人でも牛に導かれて善光寺参りをしてしてしまい、後に深く信仰することになる故事から、図らずして良い方向に導かれることの例えとして知られる。山門手前の休憩所には牛の銅像が鎮座しており、故事の詳細が書かれている。
■お戒壇巡りで極楽往生ってマジ?
また近年では山々に囲まれたロケーションや、お戒壇巡りや7年に1回の御開帳などでご利益を得られるといわれるものが多く、パワースポットとしても注目されている。本堂は1707年に建立された。本堂を俯瞰して見ると鐘を叩く道具である撞木(しゅもく)の形をしていることから、撞木造りと呼ばれる。 内部は広い空間が設けられた珍しい造りになっていて、「本堂内陣」のさらに内側「内々陣」奥の瑠璃壇に御本尊がまつられている。本堂は国宝に指定されており一度は見ておきたい。 御本尊は絶対秘仏なので見ることはできないが(御開帳時は御本尊の身代わりである前立本尊が公開される)、真っ暗な瑠璃壇の地下回廊を巡り、御本尊の真下にある鍵(錠前)に触れることができれば結縁となり極楽往生が約束されるといわれる。 ちなみに善光寺は「信州善光寺」とも呼ばれることがあるが、全国各地に善光寺があるからで、山門の内側に「全国善光寺会」と書かれたパネルが掲示されている。会員として登録している寺院が列挙されているので、居住地域の「善光寺」を探してみるのも面白い。
■マジで一生に一度はお参りしておきたい!
今回は善光寺にお参りしてきた。「遠くとも一度は参れ善光寺」とも言われ、古くから多くの人々の信仰を集めてきた善光寺には年間数百万人という参拝者がある。また前回2022年に行われた御開帳には約3ヶ月の期間中に、636万人という参拝者が訪れたという。 「一生に一度」といわれの高い神社仏閣は全国にあるが、堂々と鎮座する本堂の姿の美しさは信仰とは関係なく拝んでおいて損はない。