【山口県】入園者が大幅減 総額70億円 リニューアル工事中の徳山動物園
新年度はリニューアルに7億円
24年度予算では、動物園費は11億2,960万8千円。このうちリニューアル事業費が7億2,598万6千円を占め、そのほか職員給与費等2億2,666万3千円▽会計年度任用職員報酬などの管理運営事業費1億341万3千円▽動物園飼育事業費4,822万2千円などを計上している。 一方、歳入は動物園入園料8,663万1千円、動物園施設使用料150万円などがあるが、リニューアル工事費を除いた動物園の維持のための経費だけでも収入を大きく上回っている。 同園は中心市街地という街中にあり、気軽に訪れることができ、自然保護、環境問題の学習や観光、にぎわい創出などで大きな役割を果たしている。その魅力を市内外の人に伝え、来場者を増やせるか注目される。 同時にリニューアル基本計画では、期間延長は仮設獣舎が生じないようにすることで、コストを最小化し、動物の負担を軽減するためとし、コストの増大は建設資材・労務単価の上昇(7億5千万円)、ゾウ舎などの拡大(5億円)、消費税率拡大(2億5千万円)、南北連絡通路の追加(3億円)などを要因にあげるが、24年度を含めるとあと9年かかり、その間、工事が続くこの事業の成果も問われそうだ。