其田健也が2時間6分54秒で日本人2番手「やることはやってきたので後悔はない」4年後の五輪へ意欲/東京マラソン
◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前) アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、男子でブダペスト世界選手権代表の其田健也(JR東日本)はセカンドベストの2時間6分54秒で日本人2番手の11位。「パリ五輪マラソンファイナルチャレンジ設定記録(2時間5分50秒)を突破しての日本人トップ」という条件をクリアできず、初の五輪代表を逃した。 東京マラソン上位成績をチェック! 世界選手権から中1ヵ月半で臨んだ10月のパリ五輪マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は15km手前で途中棄権。その後は順調に練習を積んでいたようで、「行けるかな、という気持ちはあった」と言うが、30km後に浦野雄平(富士通)や西山雄介(トヨタ自動車)らについていけず、一度も日本人トップには立てなかった。 中盤から後半にかけて「(五輪代表の)可能性が狭まってくるような、いつもと違うプレッシャーがあった」と振り返る。ただし、「大事なことは勝ちきること。やることは全部やってきたので、今の力がこんなものなのかなと思います」と完敗を認めていた。 其田は駒大出身の30歳。昨年の東京で日本歴代4位の2時間5分59秒をマークし、世界選手権に初出場(35位)していた。今後については35歳で迎える2028年のロサンゼルス五輪も視野に入れており、「4年後にどうなるかわかりませんが、チャンスがあればしっかり選考会で結果を残したいと思います」と意気込みを口にした。
月陸編集部